あなたのおうちの猫ちゃんが突然居なくなってしまった時の対処法と探し方をご紹介します。
スッキリ(日本テレビ系)で5月24日放送の3つの奇跡が重なり迷子猫チャコちゃんと2年ぶりに再会できた足立さん夫妻のお話を元に、対処法と探し方をまとめてみました。
神戸新聞やYahooニュース等で見たよっと本当にたくさんの方からメッセージを頂きました。
一時フォレストドアにて保護していたチャコちゃんが2年ぶりに無事に飼い主さんと再会する事ができました。
私達もいのちをつなぐお手伝いができ大変嬉しいです。
これから飼い主さんの元でますます幸せに。 pic.twitter.com/EhpasCOlpz— FOREST DOOR (@FORESTDOOR4) May 18, 2022
チャコちゃんは約9年前に娘さんの知人から譲り受けたといいます。散歩が大好きで朝5時にお父さんを起こすのが日課でした。ずっと家の中でもう一匹の猫と一緒に過ごしてましたが2020年4月17日に突然居なくなってしまいます。
すぐに警察と愛護センターに電話しましたが迷い猫は預かっていないとの回答。「どないして食べて生きているのかなって心配で」と心配はつのります。
チャコちゃんの場合はお散歩が大好きだったとの事なので完全な家猫ではなかったようです。
2020年3月11日に学術誌「Animal Conservation」にて、この6年間の猫の行動分析の結果が発表されました。6ヶ国で900匹を超える猫にGPS付きの首輪を付けて1週間の行動を分析したというところ家猫の場合行動範囲は大半のネコが、自宅の庭から100メートル以内だそうです。
その典型的な行動パターンはというと、家の周りを何度もうろうろしたり家の近くにある道路を何度も渡ってます。ただ7%のアクティブ猫ちゃんは1.6キロ以上も歩き続けた猫ちゃんもいました。
今回、足立さん夫妻もすぐに近所を探して警察と愛護センターに迷い猫の問い合わせをしています。すぐでしたら完全の家猫であれば家から50メートル範囲以内の物陰などそれでもいなければ100メートルと徹底的に探してみてください。猫が潜みそうな 軒下や屋外室外機や空き家や物置など、また、木に登ってしまって降りれなくなってることもあるので下から上まで隅々まで探します。そして見つからない場合は各機関に届け出をお勧めします。
交番・警察署へ届け出を提出する
迷い猫を保護した場合、「落とし物(拾得物)」として交番や警察署に届けられていることがあります。また、「遺失届」を提出しておくと、猫ちゃんが保護されたときに連絡がもらえます。
保健所・動物愛護センターに迷子届を提出する
飼い主のわからない猫ちゃんは、保健所や動物愛護センターに保護されることがあります。また、猫ちゃんを保護した人が保護届を提出していることがあります。
住んでいる自治体の保健所・動物愛護センターはサイトで調べることができます。保護収容動物情報がのっており確認する事もできます。収容期間には期限があるため、迷子の翌日には「迷子届」を提出しましょう。
動物病院・清掃事務所に問い合わせをする
他の猫のテリトリー内に侵入してしまい追われてしまって家から離れた場所に移動している可能性も。ケガをして、動物病院に運び込まれている可能性もあります。近隣の動物病院にも問い合わせてみましょう。
家の近くの道路を何度も行き来していたという調査結果からも、残念ながら交通事故などで亡くなってしまったなど最悪のケースも考えられますので本当に気がすすみませんが管轄の清掃事務所に問い合わせてみましょう。
目撃情報を集める
最近でしたらSNSが普及してますのでツイッターやインスタグラムなどで『この猫を見かけたらご連絡を!』と猫ちゃんの写真や特徴、名前等載せて投稿する方法もあると思います。その際注意する点はこちらの個人情報は載せない方がいいと思います。好意的な方ばかりではありませんので確信もてる様ならダイレクトメールで連絡をいれてみたら良いと思われます。
あとは昔ながらの方法ですが、家猫の行動範囲が半径50メートル~1.6キロメートルとの事なのでその範囲のコンビニエンスストア、スーパー、動物病院等に写真、お名前、特徴、飼い主の連絡先を載せたチラシを貼らせてもらう。捜索用のチラシのポスティングも有効です。
~チラシ配布・ポスター貼り注意点~
- トラブルにならないよう十分気を付け、他人の迷惑にならない形で行う。
- 記載する連絡先は、必要以上の個人情報は書かずに、苗字のみにしたり、極力すぐ変更することのできる携帯電話番号などを記載する。
- ポスターを貼る場合は、その場所の持ち主の許可を得てから貼る。
- ビラやポスターを配布した場所は地図などで必ず記録しておいて、ペットが保護された後には貼ったビラやポスターはすぐにはがす。
そもそも猫の逃げ出してしまう原因として大きな音がした、業者など知らない人が家に入ってきた、他の猫に気を取られて、等何らかのストレスを感じての事が多いです。なるべくストレスを与えないように家に工事などが入るときはケージを使う等防げる事があるので工夫してみて下さい。
チャコちゃん居なくなってから約1ヶ月経過
生きていてほしいけど「もう戻ってこないかもしれない」ご夫婦は四十九日の法要も済ませます。複雑なお気持ちだった事でしょう。
「あきらめられへんかった」線香を立て餌をおいて毎日お参りしたそうです。「帰ってくると信じて毎日祈った」とお母さん。
チャコちゃん 1つ目の奇跡 2020年
木工会社の倉庫で猫がフラフラしているところを従業員がみつけて保護しました。だいぶ弱っていて普通に捕まえる事が出来る状態だったそうです。木工会社と足立さん宅は約3kmもはなれています。
チャコちゃんが保護されていたのは廃校を活用し木材のおもちゃなどの展示体験施設でした。カフェなどもあり地元の憩いの場です。チャコちゃんと施設のトイレの導線がかぶる事からトイレ入り口の上をチャコちゃんが通れる様にキャットウォークを作ってもらい、施設の休館日も従業員の方が交代でチャコちゃんのお世話をしに通っていたといいます。とても良い方々に保護された1つ目の奇跡です。
チャコちゃん 2つ目の奇跡 2020年10月20日
チャコちゃんを保護してくれてた衣川さんが「迷子猫」としてSNSに写真を投稿しました。
チャコちゃん 3つ目の奇跡 2022年5月7日
足立さんご夫妻の娘さんが偶然投稿を発見!
娘さんは神楽小学校出身で夜に寝付けずたまたま懐かしい母校のSNSを閲覧していたところチャコちゃんらしき迷い猫の情報を見つけます。すぐさまお母さんに写真を転送しました。
自分で探しても見つからない時はペット探偵に依頼する
~料金タイプ別~
- 一日ごとに料金が追加される。
- 数日単位でまとめて料金を支払う。(一例:6日間で8万円)
- 事前払い。捜索開始から日数を満たさずに見つかったときでも返金はなし。
- 成功報酬型。見つからなければ0円。(必要経費を除く)発見されたら107,800円(税込み)
~作業内容~
- 懐中電灯や狭いところに入れることができる機材を使用して捜索。
- 見つけたときに確実に捕まえないと、猫は警戒して二度とその場所に帰って来ない場合もあるのでにえさや使い慣れたものをいれて使用します。
- ポスター、チラシのポスティングで目撃情報を収集。ポスターは特殊な紙を使い、ラミネートなどの加工なしに風雨に耐えれるようにされている。枚数は依頼にもよるでしょうポスターは100枚、チラシは1000枚用意それらを街に貼ったり、ポスティングする。
- 探偵社の電話番号を連絡先として使わせてくれる。24時間対応。
料金も作業内容もあくまでも一例ですが、やはり自分達ではなかなか難しい夜の作業や24時間の電話対応、チラシのポスティングの量などプロに手伝ってもらうのも良いと思います。その時期のペット探偵口コミなどで探されるのをお勧めします。
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